57本目

フロントライン

1985年8月1日・ファミコン|開発秘話・当時の小ネタ全部載せ

硬派な戦場アクションのはずなのに、説明書の最後には似合わない"あるコーナー"が載っていた——

🎮 フロントライン(1985年8月1日/ファミコン) を覚えてる?

ファミコン大図鑑オリジナルキャラクターの掛け合い
目次
  1. 発売日・スペック早見
  2. 開発秘話の真相
  3. 当時の小ネタ10連発
  4. ファミコンの遊び方——操作とクリア条件
  5. タイトー4本目のファミコンソフトとして
  6. フロントラインを進めるコツ——障害物と乗り物の使い方
  7. いま遊べる?・入手ガイド
  8. 都市伝説・噂(裏取りなし)
  9. 情報元・参考資料
📌 先に、これだけでも。

『フロントライン』とは? 発売日・スペック早見

フロントライン 基本データ
発売日1985年8月1日
機種ファミコン
発売元タイトー

そして10個目。この硬派な戦場ゲームの説明書、最後のページには似合わない"ある企画"が載っていた。

■ 真相発表!

『フロントライン』の開発秘話——真相はこうだった

ファミコン版『フロントライン』の説明書、最後の「4.エピローグ」のページにあったのは、まさかの読者プレゼント企画だった。「タイトー・ゲームカセット『フロントライン』に対するファンレター、応援、疑問などがございましたら下記まで……。毎月抽選でオリジナルグッズをさしあげます。住所、氏名、年令、電話も忘れずにお願いします。」という一文が、送り先の住所・電話番号つきでそのまま載っている。軍曹がたった一人で敵陣に突っ込む硬派な戦場アクションと、子供に住所や電話番号を書かせて応募させる牧歌的な読者コーナーとのギャップが強烈だ。当時のファミコンソフトは、メーカーと子供が手紙一枚で直接つながる、距離の近いメディアだったことを物語るエピソードといえる。

当時の小ネタ、全部載せ

『フロントライン』の当時の小ネタ10連発

知らなかったことがあったら、みんなにシェアしよう!

  1. 発売日は1985年8月1日。タイトーから定価4,500円、型番TF-4500で発売されたシェア
  2. アーケード版(1982年稼働)の移植作。アーケード版はダイヤルスイッチ操作で、移動方向とは別に攻撃方向を変えられたシェア
  3. ファミコン版は十字ボタンのみの操作のため、ピストルも手榴弾も向いている方向(進行方向)にしか撃てない仕様になったシェア
  4. 武器は連射制限のないピストルと手榴弾の2種類。乗り込める装甲車はマシンガン、戦車は主砲が武器になるシェア
  5. 最終目標の敵陣(敵司令部)は、手榴弾でしか破壊できないシェア
  6. 戦車は被弾すると煙を出すが、すぐにAボタンで降りれば無事で済む。乗ったままでいると爆発してしまう仕様で、『ファミリーコンピュータMagazine』1991年5月号でも好意的に紹介されたシェア
  7. ステージは谷間戦→草原戦→砂漠戦→敵陣の4段階構成。谷間戦の敵は歩兵だけだが、草原戦以降は戦車・装甲車だけに変わるシェア
  8. 10,000点を獲得するごとに、軍曹の残機が1人増えるシェア
  9. パッケージの通し番号は「03」。だが番号が後の「04」にあたる『エレベーターアクション』は1985年6月28日発売で、8月1日発売の本作より先に店頭に並んでいたシェア
  10. そして10個目。説明書の最後のページには「ファンレター、応援、疑問などがございましたら……毎月抽選でオリジナルグッズをさしあげます」という読者プレゼント企画が載っていたシェア

ファミコン『フロントライン』の遊び方——操作とクリア条件

目的は、戦場のいちばん奥に構える敵陣を攻め落とすこと。画面は縦にスクロールし、主人公の兵士は敵を倒しながら上へ上へと進んでいく。奥で待つ敵陣の戦車を手榴弾で壊せばステージクリアだ。プレイ人数は1人か2人で、2人の場合は交互に遊ぶ。時間制限はない。

操作は十字ボタンで移動、Bボタンでピストル、Aボタンで手榴弾。撃つ方向も投げる方向も、十字ボタンで向いている向きで決まる。青い戦車や装甲車に近づいてAボタンを押すと乗り込み、乗っているときにもう一度Aボタンを押すと降りる。乗車中のBボタンは、戦車なら主砲、装甲車ならマシンガンになる。

覚えておきたいのは、ピストルでは敵の戦車や装甲車を壊せないことだ。敵車両に効くのは手榴弾と、こちらの戦車の主砲、装甲車のマシンガンだけ。一方で林や壁は弾を通さないが、手榴弾だけは障害物を飛び越えて向こう側に届く。戦場は「谷間」「草原」「砂漠」「敵陣」の順に続き、谷間では左右の山からも敵が攻めてきて、砂漠では地面の不発弾が行く手を邪魔する。

タイトー4本目のファミコンソフトとして——アーケード版と移植の歴史

原作はタイトーのアーケードゲームで、同社が『ワイルドウエスタン』に次いでダイヤルスイッチを採用した作品だ。デザイナーは佐々木哲哉とされる。業界誌ゲームマシンの集計では1982年の国内アーケード売上で7位に入ったとされ、翌1983年にかけてコレコビジョン、PC-8801、X1、MSXなど多くの機種へ移植された。

ファミコン版は1985年8月1日の発売。タイトーのファミコンソフトとしては、4月の『スペースインベーダー』、5月の『ちゃっくんぽっぷ』、6月の『エレベーターアクション』に続く4本目にあたる。次作は11月の『スカイデストロイヤー』だった。海外ではNES版が発売されておらず、ファミコン版は日本だけのソフトだ。

見下ろし視点で兵士が手榴弾を投げて進むスタイルは、1985年のカプコン『戦場の狼』より数年早い。SNKの『T.A.N.K.』(海外名TNK III)はこのゲームを下敷きにしたとされ、乗り物に乗り降りして戦う流れはのちの『怒』へもつながっていく。戦場アクションの源流の一つに数えられる作品である。

『フロントライン』を進めるコツ——障害物と乗り物の使い方

歩兵のうちは、林や壁を盾にするのが基本になる。敵のピストルは障害物に止められるので、陰に隠れて弾をやり過ごし、手榴弾を壁越しに投げ込むと安全に敵を減らせる。時間制限がないため、急いで前に出る必要はない。一画面ずつ敵を片づけてから進むほうが確実だ。

青い車両を見つけたら、迷わず乗り込みたい。戦車は敵のピストルやマシンガン、主砲にもある程度耐えられ、敵車両を倒す手段にもなる。ただし敵陣だけは乗り物では落とせない。最後は車両を降り、生身で近づいて手榴弾を投げ込む必要がある。降りる場所を選び、障害物の陰から投げるのが安全だ。

砂漠に入ると不発弾が地面に埋まっていて、うっかり踏むとミスになる。地雷のほか、敵の弾、敵車両にひかれること、自分の手榴弾の爆発に巻き込まれることもミスの原因だ。手榴弾は近すぎる敵に投げず、少し距離を取って使うようにしたい。

■ いま、遊べる?

『フロントライン』はいま遊べる?(Switch Online・中古相場)

ファミコン版そのものは、かつてWii(2007年6月5日)・ニンテンドー3DS(2014年1月15日)・Wii U(2016年6月29日)のバーチャルコンソールで配信されていましたが、いずれも新規購入は終了しています。現行で遊べるのはアーケード版で、アーケードアーカイブスとしてPlayStation4(2017年12月26日〜)・Nintendo Switch(2019年2月14日〜)で配信中です(ファミコン版とは難易度や操作性が異なるので注意)。プロジェクトEGGやNintendo Switch Onlineのファミコンライブラリでの配信は確認できませんでした。ファミコン版そのもので遊ぶには、中古カセットと実機、または互換機を用意するのが基本になります。※2026年9月時点

👻 都市伝説枠

『フロントライン』の都市伝説・噂(裏取りなし枠)

ファミコン大図鑑オリジナルキャラクターの掛け合い(オチ)
📺 情報元

情報元・参考資料

調べるときに参照したページ

よんだ!

同じ1985年のソフト

タイトーのソフト